高田神社
たかだじんじゃ

京都府舞鶴市上安中イナキ899

祭神:建田背命
たけだせのみこと

天細女命
あめのうずめのみこと

延喜式:丹波國加佐郡 高田神社

舞鶴若狭道の舞鶴西I.C.を降りて国道27を北上。市街地に入って大手交差点を右折。右手に線路が並行するようになってしばらく走ると、歩道橋があるので、それを過ぎたらすぐ右折。すぐに踏切がある。その踏切のそばに車を止めて、踏切脇の小さなあぜ道を線路に沿って歩いて行くと、鎮座。参道の入り口がわかりにくい。

田んぼの中の参道を行くと、正面に境内の杜が見えてくる。境内に沿って右側に回り込むと入口の鳥居が2基ある。鳥居のすぐ奥に拝殿・本殿がある。本殿の裏には、すぐに線路が走っている。境内右手に小さな境内社が並んでいる。田んぼと線路に囲まれていて、境内はせまい。

丹波国造・海部あまべ氏の祖神・建田背命を祀る式内社。古くは違う場所に鎮座していたが、洪水で社殿が流失したので当地に遷座したらしい。天細女命は元々当地に鎮座していた神社の祭神らしい。


踏切脇の参道入り口

線路の向こうに昔の参道らしき小さな石橋

田んぼの中の参道

境内を右に回り込む

鳥居

二の鳥居

拝殿

拝殿内部

本殿

社殿全景

本殿裏は線路

右手の境内社

當社ハ 元大内郷ニ鎮座マシマシ 丹波國造ノ祭リ給ヒシ御社ナリ

安康天皇ノ御宇 億計王オケオウ 弘計王ヲケオウ 此ノ國ニ忍ビ給ヒシ時 御崇敬アラセシト傳フ
 降リテ慶長ノ代 田辺城主京極高知公 伊佐津川ノ瀬替ヲナシ 現状ノ如クナセシ為 其後堂社流失ノ災ニ遭ヒ給フ
 此時 上安ノ某 大洪水ヲ豫知シテ 御神体ヲ負ヒ奉リ「みせんが谷」ニ遷シ奉リシヨリ 永ク上安ニ御鎮座ノ事トナリス
大内郷御本社ノ跡ハ 字宮知里トシテ慶応ノ頃マデ大木老松アリシガ 仝二年八月暴風洪水ノ為跡ヲ止メズ

現社殿ハ寛保三年十月ニ萱葺 神明造トシテ再建事始シ 翌延享元年三月完工セシモノナリ

境内の案内板より抜粋

 

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