國津比古命神社・櫛玉比賣命神社
くにつひこのみことじんじゃ・くしたまひめのみことじんじゃ
國津比古命神社主祭神:天照國照彦天火明櫛玉饒速日尊
あまてるくにてるひこあめのほあかりくしたまにぎはやひのみこと
配祀:宇麻志麻治命・物部阿佐利命・譽田別命
うましまじのみこと・もののべのあさりのみこと・ほんだわけのみこと
延喜式:伊豫國風早郡 國津比古命神社
櫛玉比賣命神社主祭神:天道姫命
あめのみちひめのみこと
配祀:御炊屋姫命
みかしきやひめのみこと
延喜式:伊豫國風早郡 櫛玉比賣命神社
瀬戸内しまなみ海道の、四国側の終点・今治I.C.から、国道196を松山方面へ。国道が海岸線を離れ、市街地に入るとバイパスになる。バイパスと県道17の交差点を左折し、そのまま突き当りまで直進すると正面に鎮座。
境内入口の社号標は、國津比古命神社のものだけが建てられている。参道の階段を登ると、左が國津比古命神社で右が櫛玉比賣命神社。國津比古命神社の参道には、立派な神門がある。神門の左には神楽殿、右には境内社がある。更に階段を登ると社殿がある。立派な拝殿の奥に、神明造の本殿。拝殿の左に、小さな境内社がある。社殿が建っているのは古墳の上らしい。
國津比古命神社の反対側に櫛玉比賣命神社の参道があり、ここに社号標がある。参道から國津比古命神社がよく見える。参道の左に境内社。拝殿はそこそこ立派だが、本殿は小振り。
風早郡は、物部氏の一族・風早氏が国造を務めたとされる地で、その初代が配祀の物部阿佐利で、その祖神を祀る。当社の創建も、物部阿佐利によると伝えられている。物部氏の祖・饒速日尊にぎはやひのみことを祀るのが國津比古命神社で、その妃・天道姫命と御炊屋姫命を祀るのが櫛玉比賣命神社。
櫛玉比賣命神社は、社名と祭神名が合ってないように思えるが、饒速日尊は別名を櫛玉比古くしたまひこともいうので、その妃を櫛玉比賣と呼ぶのはおかしくない。ただ、2人の妃を、同じ神社で祀るのは微妙な気もする。同一の境内に、2社の式内社が鎮座しているが、昔は櫛玉比賣命神社は別の場所にあったらしい。
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神門 |
神門左の神楽殿 |
神門右の境内社 |
階段の上に社殿 |
拝殿 |
拝殿内部 |
本殿 |
拝殿左の境内社 |
國津比古命神社の反対側に櫛玉比賣命神社参道 |
櫛玉比賣命神社参道から見た國津比古命神社境内 |
櫛玉比賣命神社参道 |
参道沿いの境内社 |
拝殿 |
拝殿内部 |
本殿 |
拝殿右の境内社 |
國津比古命神社のいわれ 櫛玉比賣命神社のいわれ 境内の案内板より抜粋 |